今日はあの山へ

関東から電車とバスで行く登山・ハイキング

雪の菊花山 富士山と大月の街並みを見下ろす大展望の山

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2021年2月11日(祝・金)、山梨県大月市の菊花山(643.7m)に行ってきました。

 

2月10日に南岸低気圧が通過して関東近郊の山では待望の雪が降りました。雪が降ったなら山に登らねば損!ということでどこの山に行こうかものすごく悩んだ結果、景色の良い菊花山へ行くことにしました。

 

いつもこのブログを書くときは「説明」に重きを置いているのですが、今回は「私の思い出話(=山の写真と感想)」を書きたいと思います。いつもと少し違う記事になりますが読んでいただけたら嬉しいです。

 

登山道の様子などの「説明」については過去に数回記事にしているのでそちらを見ていただければと思います。

anoyama.hateblo.jp

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菊花山の位置(ざっくり)

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山梨県大月市にある菊花山。景色が良く、駅からバスなど使わず徒歩のみで山頂まで行けるのが魅力の山です。山と高原地図では「陣馬・高尾」と「大菩薩嶺」に掲載されています。

 

アクセス方法

電車:JR中央本線or富士急行線 大月駅

大月駅から徒歩10分ほどで登山口

 

今回のルート

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登山口1から登ると少々険しいので今回は登山口2を通るルートで菊花山まで。

 

山行記録

2/10の南岸低気圧は都心ではそれほど雪はひどくなりませんでしたが、山では積もったところが多かったようです。翌日の2/11は祝日ということもあって、どこかの山に出かけた方も多かったのではないでしょうか。

 

私は「2/11は低山で雪遊びができるぞ!」とワクワクして、2/10から数時間おきに天気予報などをチェック。2/10夜の時点で「8時頃から、西から徐々に晴れてくる」というデータだったので、丹沢や奥多摩よりも山梨の山の方が早く晴れると踏んで大月市にある菊花山を登ることにしました。

 

菊花山を登るときは早朝に足を運ぶことが多いのですが、今回は予測データ的に8時頃から晴れるだろうということなので、のんびり家を出発。

 

そして8時過ぎに大月駅に到着したのですが……。

 

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どよ〜〜〜〜〜ん……

「これは予測と読みが外れた……」と頭をかかえます。雲の位置がとても低いのにもびっくり。

 

雲があまりに低い位置にあるので「もしや(中層上層に雲がある可能性もあるけれど)ある程度標高のある山に行ったら雲海だったのでは?これは失敗したかなぁ……」と思い心が折れたのですが、天気は遅れて回復してくる可能性もあるので、とりあえずゆっくり山頂まで行くことに。

 

 

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しかしまあずいぶんと予測が外れたなぁ……、などと思いながら登山口までてくてくと。

 

 

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菊花山には誰も来ないかな?と思っていたのですが登山口から先に踏み跡がありました。どうやら先客がいるようです。

 

 

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登山道の笹や小枝は雪の重みで垂れ下がっている状態。これを突進していくのもまた楽しい。

 

 

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しかし途中で「これ、踏み跡はあるけれど本当に先行者いるのかな?」という疑問が出てきます。先行者がいる割には垂れ下がった笹や木々の雪が全然落ちていない。この垂れ下がった枝の先へ進んでいるなら枝を手で避けるか突進していかないといけない訳で、そうすると雪は必然的に枝から落ちる訳で。

 

 

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でも踏み跡はクッキリなので、「不思議なこともあるなぁ」と思いながら歩き進めていくと真っ白だった上空に青空がチラリ。

 

「お、これはやはり天気の回復が予測より遅いだけかな?まだ晴れるまでに時間がかかりそうだし、ゆっくり歩いて少し時間を稼ごうかな」

ということで、歩く速度を落とすことに。

 

 

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登山口1との分岐に到着。真っ白だった空も薄雲の奥になんとなく青空を感じるように。このまま山頂に着く頃には晴れ渡ってほしいところ……!

 

 

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ということで、ゆっくり登っていると尾根の途中の富士山が見える場所付近で急に明るくなり、視界を遮っていた雲がスルスルと消えていくではありませんか。「えっそんな急に?」。あわててシャッターを切ります。

 

 

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あっという間に富士山が \ コンニチハ! 

 

そうだ、そうだったよ。いつだって山の天気は急に変わるんだよ。ゆっくり登ってる場合じゃなかったよ。普通に登っていたら今頃見通しの良い場所でこの晴れていく様を一部始終見ることができたじゃないか。

 

 

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後悔先に立たず。こうなったら一刻も早く見通しの良い場所まで登らねば。超特急で登っていきます。

 

 

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急いで歩き進めて見晴らしの良い場所(地図の「展望ポイント」と書いてあるところ)に到着。雲は一部残っているものの、富士山方面は晴れて雪化粧した街並みと山々が出現。

 

 

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「山の神様 いつもありがとう」

 

 

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ところでなかなか先客に出会いません。山頂に続く道にも踏み跡あるので山頂にいるのかな?

 

 

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天神山あたりは分厚い雲に覆われていました。

 

 

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岩殿山もまだ雲の中。

 

 

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菊花山山頂に到着。東の方向にはまだガッツリ雲が残っている状態。西から晴れていく予報だったのでこれから雲が取れていくだろうか。

そして山頂にも誰もいませんでした。先行者はこの先にある御前山方面に縦走したのかな?

 

 

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岩殿山の雲は取れそうでなかなか取れず、スッキリ綺麗な姿を写真に撮ることはできませんでした。

 

 

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菊花山山頂からの富士山。昔は山頂から富士山はあまりよく見えなかったのですが、刈ってくれたのでしょうか、いつからか見通しがよくなりました。でも山頂手前の尾根(地図に書いた「展望ポイント」)からの方が見晴らしが良いので戻ることにします。

 

 

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花咲山・ゴルフ場方面もなかなか雲が取れず。

 

 

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展望ポイントに戻ると、富士山方面は一部雲が残っているものの、かなりすっきりと晴れました。最高の景色を目の前にして、しばらくこの場から動けずにいました。

 

 

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本当に来てよかった。

 

下山時には日も出て暖かくなったため、雪はゆるんで木からドカドカと落下。避けられないのでそれに当たりまくるという低山あるある。レインを着て歩いていましたが下山完了時にはビショビショとなりました。でもそれがまた楽しかったりするんですよね。

 

 

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駅に戻ると朝の雪景色とは一変。雪かきが行われていてとても歩きやすくなっていました。雪かきをしてくださった地元の方々には本当に感謝しかありません。岩殿山の雲もすっかり取れていました。

本当は菊花山の後に岩殿山へ行こうと計画していたのですが、絶景に満足してしまったので今回はこれでおしまい。

 

 

f:id:peach_mo:20220220184426j:plain大月市観光協会に寄って桃太郎ドロップを買って帰路に着きました。

 

 

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桃太郎ドロップ、パッケージが可愛すぎて推せる。

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何度も足を運んでいる菊花山。これで春・夏・冬の写真が撮れたことになります。あとは秋の写真だけ……。

秋も何度か行っているのですが、毎回富士山がスッキリ見えないんですよね。

今度はスッキリ富士山と紅葉の様子を撮りたいな。

今年の秋は菊花山に通う日々になりそうです。

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ということで、以上、2/11の私の思い出話でした。

山の説明ではないのに最後まで読んでくださりありがとうございました。