2020年10月18日(日)に群馬県/長野県にある浅間山の外輪山・黒斑山(2,404m)へ行ってきました。
紅葉を見に黒斑山へ行こうと思っていた前日に冷たい雨が降ったので「浅間山のてっぺんは雪になってうっすら白くなっていそう。そうなると雪の白と紅葉のコラボが見られるかも」と期待して現地に行ったのですが、予想以上に積雪していたようで……。
黒斑山の位置(ざっくり)
黒斑山は群馬県と長野県の県境にあります。
黒斑山へのアクセス方法
車坂峠から黒斑山へ登る場合のアクセス方法です。バスは基本通年運行しているので、雪の季節でも黒斑山へ行く事が可能です。
時刻表・運賃は変わる可能性があるので、必ずHPにて最新の時刻をご確認下さい。
- 車坂峠には「高峰高原ホテル前」というバス停があります。
- 佐久平駅08:25発、13:22発の2便(平日・休日共通、2020年10月時点)しか無いので注意が必要です。
※JRバス関東のHPで最新の時刻表をご確認ください。
- 復路のバスは高峰高原ホテル前09:37発と16:19発の2便しかありません。
- 16:17発の佐久平駅に行く路線バスはそのままバスタ新宿行きの高速バスになるので、乗り換え不要で新宿まで1本で帰れます。運賃は¥3,150と激安です。ただしバスタ新宿が20:17着。4時間ちかくかかります。
- コロナの影響で佐久平駅ーバスタ新宿間が運休する可能性があります。10月は金・土・日のみ運行でした。11月は毎日運行するようですが12月以降は未定になっています。必ずJRバス関東のHPから最新の情報を確認するようにしてください。
- 時間のない人は往路と同様新幹線で帰る方が良いでしょう。佐久平駅から1時間20〜30分で東京駅に到着です。運賃は指定席で¥6,460、自由席で¥5,930です。
黒斑山の地図
※登山の際は必ずきちんとした地図(山と高原地図など)を携帯しましょう。
車坂峠からは表コースと中コースがあります。古い「山と高原地図」だと中コースが破線になっていますが普通の登山道です。
- 中コースの方が樹林帯の時間が長い=展望のきかない時間が多くなります。
- 表コースの終盤にある槍ヶ鞘は浅間山の展望が素晴らしいです。
今回は黒斑山までしか行きませんでしたが、時間が許せば蛇骨岳・仙人岳と足を伸ばすのも◎。
高峰高原ホテルで日帰り入浴ができます
4〜11月は大人¥800・子供¥500、12〜3月は大人¥500・子供¥300で入浴できます。
黒斑山の道中を振り返る
公共交通機関でのアクセスを散々語っておきながら申し訳ないのですが、今回は夫に車を出してもらったため、車坂峠の写真からスタートです。
冒頭にも書いたのですが、浅間山が積雪しているのは予想がついていたのです。でも、山頂付近だけが白いのを想像していたのです。思い描いていたのは浅間山のてっぺんが少し白くなっていて、下は紅葉がブワーっと……な景色。
(小諸市HP:浅間山登山のご案内より)
でも車坂峠でこの感じということは……。ちょっと違う景色になりそうな予感。
車坂峠にはトイレがあるのですが、この時は使用不可となっており「高峰高原ホテルのトイレを使用してください」とのことだったので高峰高原ホテルへ。するとホテルのロビーからはこの景色。これだけでも来た甲斐があったものです。
登山口はバス停のすぐそば。今回はここから表コースを歩きます。
中コースと表コースがありますが、中コースはほぼ樹林帯、表コースは中コースに比べると展望良い箇所が多いです。
一応紅葉を見に来たのですが……うーん、白が多めですね(笑)。
後ろを振り返ると遠くの北アルプスもすっかり雪化粧。ここは雲海の出やすい場所ではありますが、今回のはいつも以上に雲の厚みを感じます。
その横には紅葉した山々。篭ノ登山や水ノ塔山の山頂は白くなっています。
このあたりはまだ普通に歩けましたが、上に進むにつれ踏み固まった雪で滑りやすい箇所も出てきたため、私たちは避難小屋でチェーンスパイクを履きました。
雲海がすごいので何度も後ろを振り返ってしまいます。
篭ノ登山と水ノ塔山。浅間山もこのように上が白くて紅葉も見られる状態だと良いのですが……。
樹林帯では木々に雪がひっかかるせいもあって登山道の積雪はそれほどでもありませんでした。ただ、帰りは木々の雪が緩んでドカドカ落ちてきたり、溶けて雨の様になっていたりで大変でした。
登山口から1時間半ほどで前方が開け槍ヶ鞘に到着。迫力ある浅間山が目に飛び込んできます。到着した登山者が次々に歓声を上げていました。
(槍ヶ鞘手前にある避難小屋の写真を撮り忘れました……すみません!)
真っ白な浅間山。思っていた以上に白くて笑ってしまいました。
思ったような景色ではなかったけれど、これはこれで良い景色。ということで槍ヶ鞘からトーミの頭へ向かいます。
トーミの頭にはたくさんの人が。
トーミの頭と浅間山の間にはさえぎるものが無いので絶好の展望スポットです。
浅間山や裾野をアップで。
トーミの頭を出発して20分ほどで黒斑山に到着。
山頂はたくさんの人が浅間山を眺めながら休憩していました。
山頂は混んでいるので、少し脇にそれた浅間山が見える場所でしばし休憩。
天気が良かったので休憩しているうちに雪が溶けてきて紅葉したカラマツがだいぶ出てきました。でもね、
(小諸市HP:浅間山登山のご案内より)
思い描いていたのがこれ↑だったので……(笑)。
繰り返しになりますが、今回は今回でとても良かったです。ただ雪の時期には何度か来た事があって、紅葉の時期に来た事が無かったので、残念な気持ちもほんの少し。
今回は蛇骨岳方面には行かずに下山。下山する頃にはだいぶ雪が溶けました。
槍ヶ鞘に戻る頃にはガスがあたりを包みはじめ、
表コースを下山する頃にはずいぶんと雪は溶け、上空の雲も多くなってきました。
樹林帯では木々に乗っかっていた雪が緩んでドカドカ降ってきたり、溶けて雨の様になっていたりして濡れたので雨具を着て下山しました。槍ヶ鞘から1時間ほどで下山。今回もお疲れ様でした。
おわりに
雄大でダイナミックな浅間山。そんな浅間山を眺める事ができる黒斑山は何度来ても飽きません。 今回は車で行きましたが、公共交通機関でアクセスしやすいのも嬉しいお山です。
今回は思いがけずの雪景色となりましたが、ひとあし先に雪山気分を味わう事が出来た1日でした。紅葉は見られなかったので次回に持ち越し。来年は黄色い景色に出会えますように。