今日はあの山へ

関東から電車とバスで行く登山・ハイキング

塩船観音寺〜霞丘陵ハイキングコース〜七国山薬王寺 ツツジの名所を巡る新緑ハイク

2022年4月25日(月)、東京都青梅市にある塩船観音寺から霞丘陵ハイキングコースを経て七国山薬王寺まで歩いてきました。

 

 

ツツジの名所として有名な塩船観音寺。4月中旬〜5月上旬になると約15種類・約17,000本(塩船観音寺HPより)のツツジが咲き誇ります。

 

 

七国山薬王寺も境内に沢山のツツジがあります。塩船観音寺ほどの数はありませんが、こちらも見事なツツジの花々を楽しめます。

塩船観音寺の位置

東京都青梅市にある塩船観音寺。青梅線河辺駅からバスに乗り「塩船観音寺入口」で下車、そこから歩いて10分程かかります。ちなみに河辺駅から歩くと35分程、東青梅駅から歩くと30分程です。

 

七国山薬王寺の位置

七国山薬王寺青梅市にあります。最寄りのバス停は10分ほど歩いた所にある「峠下」で、小作駅東口行きか河辺駅北口へ行く事ができます。30分ほど歩いて八高線金子駅へ行く事もできます。

 

アクセス方法

・JR青梅線 河辺(かべ)駅下車

河辺駅北口から都営バスor西東京バスに乗り「塩船観音入口」下車

※1番乗り場が都営バス、2番乗り場が西東京バスです。都営バスだと10分、西東京バスだと7分ほどで塩船観音入口に到着です。どちらに乗っても料金は同じ(IC使用で¥199)なので、都合の良い時間に来るバスに乗れば良いでしょう。

 

参考:新宿からの交通費

※IC使用の場合です

行き

JR中央線青梅線 新宿駅河辺駅 ¥726

(今回はJRのみ¥726で計算しましたが、時間がかかっても良ければ西武新宿線新宿駅西武新宿線拝島駅→JR青梅線に乗り換えて河辺駅へ行くと¥608と少し節約になります)

・都営バスor西東京バス 河辺駅北口〜塩船観音入口 ¥199

帰り

西東京バス 峠下バス停〜小作駅東口 ¥231

(峠下バス停から河辺駅北口行きのバスに乗った場合は¥273)

・JR青梅線・中央線 小作駅新宿駅 ¥726

(今回はJRのみ¥726で計算しましたが、行きと同様に時間がかかっても良ければ青梅線+西武新宿線を使用すると¥608で行けます)

合計:¥1,882

 

今回歩いたコース

コース

※この地図はブログの説明用です。実際に歩く際はYAMAPやヤマレコの地図、自治体の地図などを使用してください。

霞丘陵ハイキングコースといえば塩船観音寺から岩蔵温泉郷まで(青線)ですが、途中の七国広場から七国山薬王寺へ続く道があるので、今回はこちらを歩きます。

 

歩行時間

※筆者の場合、休憩含まず。写真を撮るために立ち止まる事が多いので参考程度で見て下さい

・塩船観音入口バス停〜塩船観音寺 10分

・塩船観音寺〜七国広場 58分

・七国広場〜七国山薬王寺 10分

・七国山薬王寺〜峠下バス停 10分

合計:1時間28分+塩船観音寺の鑑賞時間+七国山薬王寺の鑑賞時間

(今回は寺での鑑賞時間を含めて3時間半くらいウロウロしていました)

 

お役立ちリンク

・塩船観音寺HP:毎年ツツジの時期になると開花情報が掲載されるのでこまめにチェックすると良い

www.shiofunekannonji.or.jp

 

・七国山薬王寺HP:残念ながら開花情報は無い

yakuohji.com

 

・観光パンフレット|おうめ観光ガイド:霞丘陵ハイキングMAPのPDFがある

www.omekanko.gr.jp

 

山行記録(道中の写真など)

下山後グルメならぬ登山前グルメ:ベーカリーカフェPLUMEで朝食を

今回は下山後グルメならぬ登山前グルメからスタートです。

 

河辺駅北口から徒歩3分ほどのところにある「ベーカリーカフェPLUME(プリュム)」さんは、デニッシュとクロワッサンが美味しいと評判のお店。店内にイートインスペースもあります。朝7時から営業しているので、ハイキング前の朝食をこちらでいただきました。

店舗外観の写真を撮るのを忘れてしまったので、いきなりパンの写真からですみません。

この日は朝7時半と早い時間にに伺ったので、焼きたての商品がズラリと並んでいました。種類も豊富でどれも美味しそう!

 

 

明るく可愛らしい店内の奥にイートインコーナーがあります。コーヒー等の飲み物も販売しています。

 

 

この日はりんごのデニッシュをいただきました。ダイエット中なので1個で我慢。

大きめのデニッシュは生地がサクサクで食べ応えがありとても美味しい。コーヒーともよく合います。ダイエット中でなかったら他のパンも食べたかった……。

19時まで営業(パンが無くなり次第終了)なので、登山前後に限らず河辺駅で下車する事があったらぜひとも寄っていただきたいお店でした。

 

河辺駅北口からバスに乗り塩船観音寺まで

河辺駅北口に戻り、ここからバスに乗り塩船観音入口バス停まで移動します。都営バスは1番乗り場、西東京バスは2番乗り場です。都営バスだと10分程、西東京バスだと7分程で塩船観音入口に到着、どちらに乗っても¥199です。

 

 

塩船観音入口バス停着。バス停すぐ先の道を左折して道なりに歩くと、

 

 

10分ほど塩船観音寺の入口に到着。ツツジの季節は08:00から入れるようです。

 

 

ツツジの季節は入山料¥300が必要です。ツツジの手入れや維持費として使われるそうです。

 

 

境内に入ると、色とりどりのツツジが咲いていました。

 

 

さらに奥へと進むと丘の上に観音様が。そしてすり鉢状の斜面には色鮮やかなツツジが咲き広がっていました。華やかで素晴らしい空間に心が癒されます。

ところどころまだ咲いていないものもありますが、塩船観音寺のツツジは「早咲き・中咲き・遅咲き」と咲く時期にズレがあるので、「満開」という状態にはならないそうです。

 

 

境内は散策できるようになっているのでしばしお花見タイム。

 

 

1つの株から白とピンクの花が同時に咲いているものもありました。色々な品種があるんですね。

 

 

それにしても、境内を包み込むように植えられているツツジの数がすごい。圧巻とはこのこと。

 

 

観音様の立っている場所は展望台になっているので上がってみます。

 

 

展望台から境内を見下ろすと、ツツジの株1つ1つの形がとても良く、丁寧に手入れのされた状態である事がよくわかります。

 

 

展望台からは、遠く遠くに富士山も見ることができました。

…といってもこの写真だと富士山がよくわからないですね。中央に少しだけ見えているのですが…。

 

 

ズームで撮ってみました。ひょっこり富士山。

塩船観音寺から富士山が見えると思っていなかったので、なんだか得した気分になりました。

 

 

あらかた散策し終わった頃、売店でソフトクリームとお団子が食べられるようだったので吸い込まれるように店内へと入りました。

 

 

今回はお団子を購入してみました。甘いみたらし団子の味かな?と思って買ったのですが、しょっぱいお醤油系の味でした。甘い物が食べたかったのでソフトクリームにすればよかったな。

 

霞丘陵ハイキングコース〜七国広場

塩船観音寺での散策が終わったら、次は霞丘陵ハイキングコースを歩きながら七国山薬王寺を目指します。ハイキングコースの入口は観音様の裏にあります。

ちなみに、霞丘陵ハイキングコースから塩船観音寺に入る場合も、ツツジの季節は受付のテントが設置されているので入山料を払うことになります。

 

 

ハイキングコース内に入ると、一気に人が少なくなります。

新緑がキラキラしていて、気持ちの良いハイキングコースです。ところどころにツツジが咲いていたのも嬉しいポイントです。

 

 

こちらの分岐を左に入ります。

 

 

分岐はほとんど無いのですが、出てきたら「七国峠・岩蔵温泉」方面へと進みます。

 

 

アップダウンもほとんどなく、とても歩きやすいハイキングコースです。

 

 

途中出てくるゲートを奥に進むと、

 

 

舗装された道となり、これをしばらく歩きます。

 

 

ゲート終点を抜けると、

 

 

道路に出るのでこれを右に。

 

 

歩き進めると門が出てきます。閉まっていますが右側に歩行者用の階段があるのでこちらから外に出ます。

 

 

門を出たら信号を渡り、右へ進みます。

 

 

するとすぐにハイキングコースの続きの道への入口があります。

 

 

中央部分が削られていて(自転車のタイヤ跡?)少し道が荒れている箇所もありましたが、歩行には問題ありません。

 

 

信号を渡ってから12分ほどで、開けた場所に出ます。

 

 

七国広場に到着です。

 

七国広場〜七国見晴台〜七国山薬王寺

七国広場は特に何かある訳ではないのですが、

 

 

標識のすぐ横に狭い道があります。知らなかったら見落としてしまうかもしれない。

 

 

こちらを奥に進むと、

 

 

2分とかからず七国見晴台に到着です。

 

 

見晴台とは言うものの展望はほとんどありません。かろうじて大岳山が見えました。

 

 

そのかわりと言っては何ですが三角点がありました。

 

 

ここまで来たら七国山薬王寺はあと少し。七国広場の標識まで戻り、左奥の道へと入ります。

 

 

5分ほど歩くと分岐があるので、これを左に進みます。

 

 

すると七国山薬王寺の上に出ます。

 

 

さらに進み境内に入ると、こちらも見事なツツジが沢山咲いていました。

塩船観音寺に比べるとツツジの数は少ないですが、とても趣のある境内でした。

 

 

石畳をよく見ると何やら文字が。四国令状八十八札所のお寺の名前でした。

22世住職・光史僧正が四国令状八十八札所より頂いた境内の砂を石畳の下に安置しています。遠出ができないため霊場巡りが難しい方でも同様のご利益をいただけるお砂踏み道です。(七国山薬王寺HPより)

とのこと。

 

 

直接見るツツジも素晴らしかったのですが、本堂のガラスに映りこむツツジがこれまた風情があって綺麗でした。

 

七国山薬王寺〜峠下バス停

七国山薬王寺を後にして、峠下バス停へと向かいます。

 

バス停まではGoogleマップで11分ほど。ただ、バス停の場所が少々わかりにくかったのでご紹介。

 

 

峠下バス停近くまで行くとファミリーマートが出てくるのですが、

 

 

ファミリーマートの駐車場のフェンスのところにバス停がぽつんと立っています。

ここからバスに乗り、河辺駅または小作駅まで。今回はこれにておしまいです。おつかれさまでした。

おわりに

今回のハイキングは短い距離でしたが、塩船観音寺・七国山薬王寺共に色とりどりのツツジが咲き誇り、華やかで素晴らしい眺めを堪能した1日でした。

 

塩船観音寺は平日でも10時を過ぎると訪れる人の数が多くなってきたので、ゆっくり落ち着いて鑑賞したい方は朝早めに行くのが良いと思います(2022年は08:00から入山できるとHPに書いてありましたが、来年以降はどうなるかわからないのでお出かけの際は塩船観音寺HPをご確認ください)。