今日はあの山へ

関東から電車とバスで行く登山・ハイキング

【登山】テント泊でのちょっとした工夫・小技

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緊急事態宣言で山に行けていないのでブログがほぼ放置状態……。ということで、今回は唐突に私がやっているテント泊での持ち物といいますか、ちょっとした工夫といいますか、小技といいますか、コツといいますか、そんなものを書いていきたいと思います。そこまで特別なことではないので知ってるよ、という人も多いかもしれません。テント泊初心者さん向けです。

 

テント泊というのは人によって最適解が違うもの。これが正解というわけではないですし、他のやり方や選択を否定するものでもありません。こういうやり方もあるんだな〜くらいの暖かい目で見てもらえたら幸いです。



 

 初めて口にする食料品を持っていかない

山での食事って特別感がありますよね。

だから、テント泊ではちょっと奮発して食べたことがない高いレトルトカレーを買ってみたりとか。カ○ディでまだ食べたことのない外国の美味しそうなお菓子を持っていって山を眺めながらコーヒータイムしちゃおっかな、とか。あると思います。私はありました。

 でも、そのカレーが、そのお菓子がびっくりするくらい口に合わなかったら……。そんなこと無いと思うでしょう?私はありました。

山で食べ物がマズかった時の絶望感。翌日のためにも食べないといけないけれどマズいものを食べなきゃいけない辛さ。最悪残すにしてもゴミとして最後まで担いでいかなければならない……重いまんま。ああ、悲しみが止まらない。

 

ということで、山には初見の食料を持っていかず、食べたことがあるものを持っていくようにしています。そして食べたことがないけれど持っていきたいと思ったものは事前に必ず味見をします。料理をする際は1回必ず作ってみます。

 

ヘッドランプ+ランタンよりヘッドランプ2個

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ランタンよりヘッドランプの方が万が一の時に役立つかな、と思ってそうしています。

 

ランタンの代わりに使うのは写真上のAmazonで買った¥1,599だったUSB充電LEDヘッデン70g。IPX4で最大220ルーメン。SOSモード(赤ランプ点滅)もあります。買ったのが4年前なので今はもっと良い商品があるかもしれません。

モンベルのミニランタン67gよりは重いですが、BDのモジ122gやソーラーパフ86gに比べたら軽いのでヨシ!

 

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ランタン用ヘッデンにはモンベルのランタンシェード5gを付けてS字フック2gで吊るします。
 

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こんな感じ。私には十分な明るさです。

 

100均のレンゲが使いやすい

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カラトリーって、沼ですよね。かわいいものやカッコいいものがたくさんあるし、こだわりたくてあれもこれも欲しくなってしまうし。

私も沼にハマって色々なカラトリーを買ったのですが、最終的に落ち着いたのは100均に売っていたレンゲでした。単体で売っているレンゲではなく4個入りとか8個入りで売っているやつです。耐熱温度120℃、10g。洗って繰り返し使えます。

 

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スプーンよりカレーや丼物が食べやすく、スープを飲む時にも便利。ソーセージも食べられるしレトルトハンバーグも割って食べられます。私は朝はだいたいスキムミルク+フルグラなのですが、シリアルを食べるのにも良きです。火にかけたお鍋の中身をかき混ぜる程度だったら鍋底にレンゲが付いても溶けたりしません。

 

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ラーメンを持っていく時はこれまた100均で買った子供用の箸と組み合わせます。合計18g。

私はテントを張った時だけ自炊なので(昼食は行動食か山荘で食べる)、ビニール袋に入れてザックの隙間に押し込んでしまいます。

気分はブチアゲにならないですが、食事は普通に、ラクに出来た方が良いと思って割り切っています。

 

寒い時はナルゲンを湯たんぽ代わりに/暑い時はウォーターキャリーを水枕代わりに

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ナルゲンの耐熱温度は100℃なので、夜に足先が寒く眠れない時はお湯を入れて湯たんぽ代わりにします。蓋はこれでもかというくらいきっちり閉めます。漏れたら悲惨です。

 

エバニューのウォーターキャリーは耐圧強度が80kgなので、昼間に暑くて仕方がない時は水枕代わりにします。蓋はこれでもかというくらいきっちり閉めます。漏れたら悲惨です。

 

プラティパスは耐圧強度が書いていないので水枕代わりに出来るかどうかわかりません……。

 

エコバックを持っていくとはかどる

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高速バスを使って山に行く人はエコバックがあると色々とはかどります。高速バスに乗る際、車内に持っていきたいペットボトルや羽織物、電源ケーブルやお菓子などを入れておくのに便利です。

 

帰りにお土産を買って帰る時にも便利です。お土産をザックに突っ込むと潰れてしまうかもしれないし、そもそもザックにお土産を入れる隙間が無いことも。そんな時にエコバックは重宝します。

 

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私は山行最終日の荷造りの際、着替えと温泉セットをエコバックに入れてザックの上の方に入れておきます。温泉に着いたらエコバックをさっと取り出すだけ。温泉の玄関や脱衣所でザックをガサゴソしなくて済みます。

 

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テントの中は乱雑しがちですが、こまかな荷物はエコバックにまとめるとすっきりします。(私はエコバックの方が物も取り出しやすく勝手が良いので使っていますが、シュラフを入れてきた袋にまとめるなどしても良いと思います。)

 

じょうごを持っていくとはかどる

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100均で買った小さめの折り畳みじょうご28g。

ウォーターキャリーに水をくむ時や、ペットボトルに水を継ぎ足す時、スポーツドリンクの粉をペットボトルに入れる時などに重宝します。

 

余計な付属物や包装は取って持っていく

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食料品を持っていくときは箱を外したり不要な付属物や包装を取り除いて現地でのゴミを減らすようにします。カサも減りますし、ほんのちょっとだけ軽量化にもなります。

 

たとえばアルファ米にはたいていスプーンが入っています。災害時などにはありがたいのですが、テント泊ではレンゲ(スプーン)や箸を持っていくので付属のスプーンは使わないんですよね。そのため家で取り除いて山へ持っていきます。

 

乾燥剤もゴミになるので取り除いて持っていくのですが、捨てないでおきます。何らかの理由で撤退してアルファ米を食べなかった時にまた入れて保存するからです。

※ただ、1回封を切っているため乾燥剤を再度入れても長期保存はしない方が良いと思うので、シーズンが終わってもまだ残っているようだったら食べるようにします。あくまでもシーズン中の次の出番までのつなぎに入れておくということで。

 

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商品によっては中敷きのようなものが入っていたりするので外して持っていきます。中身はラップで包み、お湯の量と出来上がりの時間を書いて持っていきます。

 

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ただ、なんでもかんでも取ってしまえば良い訳ではなくて。

何度かカロリーメイトの箱を外して持ち歩いたことがあるのですが、私の場合は毎回見事に崩れてしまいました(持ち運び方にもよるとは思いますが私はダメだった)。ボロボロになったカロリーメイトってとっても食べにくいんだぜ……。ということで崩れやすそうなものは無理に外さずそのまま持って行った方が幸せになれると思います。

 

細引きと洗濯バサミがあるとはかどる

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生活感あふれる汚い画像でホントすみません。

少しでも乾かしたいので細引きをテント内のループにかけて物干しにします。外に干しても問題ないものだったらガイラインのループに細引きを横に張って干したりもします(あまり重いものは干せないけれど)。

 

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物干しの際は洗濯バサミがあると重宝します。今までで1番使いやすかった洗濯バサミはこのフックになっているタイプ。細引きごと挟んでも良し、写真のように細引きにひっかけても良し。ダイソーに売っていたもので1個6g。

 

ゴミ箱はジップロックLサイズ

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日帰りのゴミ袋はレジ袋を使いますが、宿泊を伴う時は臭いをシャットアウト出来るジップロックを使います。ゴミを入れる際にジッパーを開けた時は臭うけれど、きちんと閉めればクサさは全然ありません。ゴミを入れる時に袋の薄さを保つようにしていけばザックにもしまいやすいです。

 

結露を拭く吸水タオルを持って行く(スポンジも○) 

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夜明け前〜早朝にテントを畳んで移動しなくてはならない時、インナーテントとフライの間に結露がある事がほとんどだと思います。濡れたまま仕舞うと重いのでテントを畳む時にサッと拭くようにしています。

最初はスポンジで拭いていました。軽いし片手で簡単に絞れます。ただ、雨天時レインウェアを拭く際にもスポンジを使ったことがあったのですが拭きづらかったので、他にも応用できる吸水タオルに変更しました。写真のスポンジは9g、タオルは34gでタオルの方がちょっと重いのですが、ここは我慢。

 

寝るときに靴をテント内に必ずしまう

テントの中に居る時、靴は前室に出していますが、寝る前には必ずテントの中に入れます。1回外に出しっぱなしにしてしまい、夜中大雨になって靴の中までビショビショになった時は辛かった……。

 

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靴をそのままテント内に入れるのはアレなので袋に入れます。その際、騒音を配慮してなるべくガサガサいわないものにします。今のところダイソーに売っている「台所用透明保存ポリ袋LL(片足1枚、計2枚)」がやわらかくてガサガサ音も小さいので使っていますが、ビニールなので無音とはいかず……。他に良い商品があったらぜひ教えてください。

 

ヘルメットの中にパンを入れると潰れない

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 私はなるべくならヘルメットを外付けしたくない派なのですが、ヘルメットをザックの中に入れる際はパンなどを入れてから閉まっています。

外付けでもヘルメットホルダーでちゃんと固定しているなら中にパンを入れても大丈夫そうですが、どうなんでしょう。その際はパンが落ちないように注意です。

 


ということで今回はTipsのようなものを思いつくままに書いてみました。小ネタがまだあるような気もするので、思い出したらまた書いてみようと思います。