2021年04月08日(金)、東京都あきる野市にある網代弁天山(あじろべんてんやま:292m)へ行ってきました。武蔵増戸駅から歩いて40分、春は桜とミツバツツジが咲いてとても綺麗な場所です。
網代弁天山だけでは工程が短いので、車道を少し歩いて近くの今熊山(いまくまやま:505m)にも登ってきました。麓の今熊神社でもミツバツツジがたくさん咲くのです。
例年より花の咲きが早い2021年春。さて、花は残っているでしょうか?
はじめに
今熊山の読み方どっちなの問題
「今熊山」でググると「いまくまさん」と書いてあるところと「いまくまやま」と書いてあるところがあって、どちらが正解かわかりません。西東京バスの「今熊山登山口」は「いまくまさんとざんぐち」と読みますし、小峰ビジターセンターのHPを見ると「いまくまやま」と呼んでいるようです。
ということで困ったときの「日本山名辞典」。こちらを見ると今熊山は「いまくまやま」になっているので、このブログでは「いまくまやま」と表記しています。
今回の軌跡
JR五日市線の武蔵増戸駅から網代弁天山→網代城山→登山口と進み、一旦車道に出て40分ほど車道を歩いて今熊神社へ。
今熊神社から今熊山へ登り、下山後は今熊登山口バス停まで歩きます。今熊神社〜今熊登山口は20分くらい。
時間に余裕のある人は小峰ビジターセンターがある小峰公園から金剛の滝へ向かい、滝を鑑賞してから今熊山→今熊神社と歩くと◎。
今回歩いた時間
・武蔵増戸駅〜網代弁天山〜網代城山〜小峰ビジターセンター:1時間40分+α(お花鑑賞)
・小峰ビジターセンター〜今熊神社:30分
・今熊神社〜今熊山〜今熊神社:50分+α(お花鑑賞)
・今熊神社〜今熊山登山口:20分
計:3時間20分+α(お花鑑賞)
アクセス方法
行き
帰り
西東京バス・今熊山登山口(いまくまさんとざんぐち)バス停から八王子行きor武蔵五日市駅のバスに乗り、駅まで。
今熊山登山口バス停〜八王子駅は45分¥580(IC:¥576)、今熊山登山口〜武蔵五日市駅は9分¥220(ICも¥220)。
その後は電車などを使って自宅まで。
お役立ちリンクいろいろ
・西東京バスHP
・小峰ビジターセンターHP、マップ・セルフガイドのページ
弁天山コース、金剛の滝コース、今熊山コースなどの周辺マップ(PDF)がある
今回かかったお金
・自宅最寄駅〜武蔵増戸駅(電車)①
・今熊山登山口バス停〜八王子駅バス停(西東京バス ¥576)
・八王子駅〜自宅最寄駅(電車)②
合計:¥576+①+②
山行記録
武蔵増戸駅〜網代弁天山への行き方
武蔵増戸駅の改札出口は1つ。駅ナカにトイレはありませんが、改札口を出てすぐ左にトイレがあります。
駅を出たら左ななめ奥に進んで、
最初の信号を左へまがり、しばらくみちなりに進みます。
某有名歯科の看板を右にまがり、また道なりに。
弁天公園の案内が出てくるので、それを右に。あとは案内標識があるのでそれに沿って進めばOK。
網代弁天山の入口から山頂まで
案内通りに進むと鳥居が出てきます。ここが網代弁天山の入口。
ここにたくさんのミツバツツジが咲いているはずなのですが…なんてこったい…終わってらぁ…。
花が咲くのが早い2021年、網代弁天山のツツジも例外ではなかったようで…。
でも、鳥居が満開だった2019年は山頂がまだ蕾の状態でズレがあったので、山頂の花が咲いていることを期待して先に進みます。
右を行けば山頂に近いのですが、左にもミツバツツジがたくさん咲いているところがあるので少し遠回りをします。
貴志嶋神社を通り過ぎると、
ミツバツツジがところどころに現れます。
山の斜面を見上げると、残っているところがチラホラと。
途中、洞窟がありますが、中に何があるのかは現地でのお楽しみということで。
このあたり、本来ならブワーっとミツバツツジが咲いているのですが、やはり残念ながらおわりかけ…。
坂を登って右に進むと山頂です。
網代弁天山山頂と、もう1箇所の見晴らしの良い場所へ
山頂に到着。咲いてる!
花が終わりかけの木もあるけれど、見頃の木があったことが嬉しい。
山頂のすぐ近くに見晴らしの良いところがあるのでそこにも行ってみます。日当たりの良い場所のミツバツツジはやはり終わりかけ。
山頂よりも見晴らしの良い場所の方が遮るものが少なくて遠くまでよく見えます。青空の下、木々の淡い緑が目に飛び込んできて「ああ、春だなぁ」としみじみ。
網代城山へ
次は網代城山へ向かいます。
ちょっとした広場のようなところに出たら
ここが網代城山。その名の通り、昔、網代城があったところです。
ちなみに網代城山の「城山」部分、地元の人は「じょうやま」と呼ぶそうです。以前出会った地元の方に教えて頂きました。
今熊神社へ向かう
網代城山を後にして、「小峰公園」方面へ向かいます。
舗装路をそのまま歩き進めても良いのですが、せっかくなので左上に進んでみます。
すると上には広場が。これを奥に進んでいくと…
道中景色の良いところがチラホラと。
広場を歩ききると小峰公園のそばに出ます。小峰公園の中にある登山道から金剛の滝へ寄り道→今熊山→今熊神社と進めるのですが、午後から天気が崩れる予報だったので、今回はツツジ優先で今熊神社まで車道を歩きます。
長〜〜〜〜〜〜〜いトンネルをひたすら歩いて…
最初の信号を矢印の方向へ。
トンネルを出てから15分くらい歩くと今熊神社に到着です。
今熊神社のミツバツツジ
ミツバツツジは見頃なところもあり、おわりかけなところもあり。
桜はもう完全に終わっていると思っていたので、葉桜ながらも花が残っていたのは嬉しい誤算でした。
終わりかけでもこれだけの景色に出会うことができました。タイミングがドンピシャだったらもっと鮮やかなんだろうな。
今熊山へ
今熊神社から今熊山に登る道があるので、山頂を目指します。30分くらいで頂上です。
山肌に彩りを添えるミツバツツジの群生。
遠くに目をやると山のところどころに桜が咲いていました。
今熊山へ向かう道には2箇所ほど展望の良いところがあるので、休憩にぴったりです。
ただ、そのうちの1箇所が公衆便所の前なので、気になる人もいるかもしれません…。
公衆便所近くのベンチからの景色。奥多摩の山々がよく見えます。
今熊山に到着。
今熊山は「呼ばわりの山」のひとつに数えられていて、落とし物や失踪者を戻して欲しいときに「(落とし物・失踪者)を出してくりょーやーい!」と大声で呼ぶと元に戻るという信仰があるそうです(wiki調べ)。
「今熊山から東京スカイツリーが見えます」とあるのですが…
今は竹が伸びてしまって展望がききません。
山頂には今熊神社の本殿があります。
山を降り、再び今熊神社。バスまで少し時間があったので神社周辺を再度お花見。
今熊神社から今熊山登山口バス停までは20分くらい。
バスでは武蔵五日市駅と八王子駅に行くことができますが、私は八王子駅に出た方が帰りやすいので八王子駅行きのバスに乗りました。今回もおつかれやまでした。
おわりに
今熊神社で地元の方が「今年のミツバツツジは10日以上早い」とおっしゃっていました。たしかに暖かかったし桜が咲くのも早かったし、今年はそういう年なのでしょうね。これから咲く他の花も早そうです。
実は2017年からミツバツツジを見に行っているのですが(2020年はコロナで行けなかったけれど)、毎回微妙にタイミングが合わず。満開の花に出会うのは難しいですね。次回こそドンピシャの時に訪れたいなぁ。